最近流行りのノンアルコールビールは、健康を考えた商品が数多く販売されています。
とはいえあまりにも種類が多いので、どの商品を選べばいいか少しわかりづらいと思いませんか?
- ノンアルコールビールで健康にいいおすすめ商品を教えて欲しい
- そもそもノンアルコールビールって健康にいいの?
- 味や成分それぞれに応じた選び方があれば知りたい
健康にいいノンアルコールビールがほしいと思った際、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事ではノンアルコールビールを毎日飲む筆者が、「健康にいいノンアルコールビールのおすすめ商品と選び方」についてまとめました!
初めてノンアルコールビールを購入される方でも、記事を見るだけで自分に合ったものを選べるようになりますよ。
ぜひ参考にしてくださいね!
目次
そもそもノンアルコールビールは健康に良いのか?実はメリットがたくさんある
ノンアルコールビールの印象は人によって大きく異なります。
- ビールと比較する方は、アルコールの影響がないので健康的だと評価する
- 清涼飲料水と比較した場合、炭酸や糖分が入っているため不健康だと感じる
上記のように、イメージだけでは健康的なのか判断しにくい状況です。
ここではノンアルコールビールが体に与える影響にスポットを当てて詳しくお伝えします。
ノンアルコールは肝臓への負担が少ない
ノンアルコールビールを大きく分けると、以下の2種類に分けられます。
- アルコールが0.00%の商品
- 微量のアルコールを含む商品
アルコールが0.00%の商品なら、たくさん飲んでも肝臓への負担が少ないです。
微量のアルコールを含む商品は、飲みすぎるとアルコールを蓄積してしまいます。
それでもビール(アルコール度数の平均が5%程度)を飲むよりも、アルコールの摂取量は少ないでしょう。
長い期間アルコールを大量に摂取すると、脂肪肝や肝硬変といった肝臓障害を引き起こします。
そのため肝臓への負担が心配な方には、アルコールが0.00%の商品がおすすめです。
普段飲むビールと変えるだけで、肝臓への負担を大幅に抑えられます。
体脂肪を減らす効果があるものも
近年では健康的な機能を付加したノンアルコールビールが増えています。
健康や美容への効果が期待できるのは、特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の2種類です。
特定保健用食品(トクホ)からは、以下の商品をおすすめします。
- 血中中性脂肪の上昇をおだやかにする、ヘルシースタイル(アサヒ)
- 糖の吸収がおだやかになる、SAPPORO+(サッポロ)
機能性表示食品なら、以下の商品がおすすめです。
- 内臓脂肪の減少を期待できる、からだを想うオールフリー(サントリー)
- お腹まわりの脂肪を減らす、カラダフリー(キリン)
- 脂肪と糖の吸収をおだやかにする、パーフェクトフリー(キリン)
添加物にだけ要注意!飲み過ぎは禁物
ノンアルコールビールは添加物を含む商品が多いです。
そして添加物の中には、健康や美容へ悪い影響を与えるものもあります。
ノンアルコールビールに含まれている添加物から、悪い影響を与える可能性がある成分をまとめました。
- 人工甘味料(アセスルファムK)
- カラメル色素
- 果糖ぶどう糖液糖
アセスルファムKは、安全性が確認されている甘味料です。
毒性はありませんが、排出するまでの間は臓器に負担をかけることが分かっています。
4種類あるカラメル色素のうち、2種類は発がん性物質が含まれている添加物です。(許容量が定められている)
カラメル色素の種類は成分表示に記載されないため、発がん性物質を摂取する可能性があります。
果糖ぶどう糖液糖は血糖値を急上昇させやすい上、中性脂肪の合成も促進する添加物です。
そのため大量摂取すると肥満の原因になりやすいだけではなく、糖尿病や心臓病のリスクが高まる可能性も示唆されています。
ノンアルコールビールの選び方!実はアルコールが全くゼロではない場合も
ノンアルコールビールは商品によって、味や含まれている添加物が異なります。
そのためどの商品を選べばよいか迷ってしまう方もいるでしょう。
ここではおすすめの選び方や注意点をご紹介します。
機能性で選ぶ
健康に良い効果があるノンアルコールビールを求めているなら、機能性で選ぶのがおすすめです。
付加されている機能は商品によって大きく異なります。
そのため機能性で選ぶ際は、必ず機能や成分表示を確認してから購入してください。
- 糖や脂肪の吸収を抑える
- 内臓脂肪を減らす
- 血中中性脂肪の上昇をおだやかにする
- プリン体オフ
- カロリーや糖質がゼロ
- 無添加
プリン体が蓄積すると尿酸になるため、尿酸値が高い方にはプリン体オフの商品をおすすめします。
体に合わない添加物は肝臓が分解するので、肝機能が気になる方は無添加の商品を選びましょう。
無添加で麦芽100%の商品なら、本格的な麦の味わいも楽しめます。
ビールの味や美味しさで選ぶ
ノンアルコールビールが普及し始めた頃は、薄味で水っぽい商品が多く大変不評でした。
しかし近年では美味しい商品が増えたため、味や好みで選べるようになっています。
味や美味しさで選ぶ場合は、以下の選び方がおすすめです。
- 素材や製法で選ぶ
- メーカーで選ぶ
- 味の種類で選ぶ
素材や製法で選ぶ場合は、ビールと同じ原材料で造った商品を選びましょう。
同じ素材や製法で造られた商品なら、本格的なビールの味わいが再現されています。
お気に入りのビールメーカーがある方は、同じメーカーの商品を選ぶのが無難です。
メーカーの味わいを活かした商品が多いため、お気に入りに近い味を楽しめます。
味の種類で選ぶ際は、好みの味に近い商品を選んでください。
アルコールが1%未満のものは要注意
日本ではアルコール度数が1%以上の飲料をお酒、アルコール度数が1%未満の飲料は清涼飲料水と法律で定義しています。
そのため1%未満のアルコールを含む商品も、ノンアルコールビールとしての販売が可能です。
日本製ならアルコール度数は1%未満ですが、海外では基準が違います。
海外製には1%以上のアルコールを含む商品もあるため、注意が必要です。
アルコール分がゼロと記載されているのに、微量のアルコールを含む商品も存在します。
確実にアルコールの摂取を避けたい方は、必ずアルコールの含有量を確認してください。
アルコール含有量が0.00%の商品なら、アルコールの摂取を確実に避けられます。
ノンアルコールビールで健康にいいおすすめの商品は?6選をまとめてご紹介!
健康にいいノンアルコールビールといえば、以下の2種類でしょう。
- 無添加の商品
- 健康的な機能を付加した商品
アルコールが度数0.00%の健康にいい商品から、おすすめの6品をご紹介します。
無添加のノンアルコールビール①グリーンズフリー
キリンのグリーンズフリーは、素材や製法にこだわった無添加のノンアルコールビールです。
香料や甘味料に頼らず、ビールらしい味わいを再現しています。
原材料はビールと同じ麦芽と大麦、米発酵エキスとホップに炭酸水です。
ホップの一部に、みずみずしい香りが特長の希少なホップ(ネルソンソーヴィン)を使用しています。
良質な麦とホップの味わいを引き出しているのは、グリーンズフリーのために発明された新製法です。
素材の良さをていねいに引き出しているので雑味がなく、爽快な飲み口で後味はすっきりとしています。
食事に合わせて飲みたい方や、素材本来の味わいを堪能したい方にぴったりな商品です。
無添加のノンアルコールビール②ヴェリタスブロイ
パナバックのヴェリタスブロイは、ドイツ産のノンアルコールビールです。
ビールの本場ドイツにはビール純粋令という原料を麦芽とホップ、水と酵母だけに制限する法律があります。
ヴェリタスブロイはビール純粋令を厳格に守っているため、添加物を一切使用していません。
具体的な原料はプレミアムモルツとファインホップ、そして天然水です。
ドイツの伝統的な製法でビールを造り、アルコールだけを抜いて仕上げています。
そのためコクやキレがあり、味や香りがビールにとても近いです。
爽やかなホップの苦味や軽快感がある飲み心地に加え、麦の芳醇な香味を楽しめます。
無添加のノンアルコールビール③龍馬1865
日本ビールの龍馬1865は、ドイツ麦芽100%のノンアルコールビールです。
麦芽100%とは麦芽とホップだけで造られた商品を指します。
龍馬1865の具体的な原料は麦芽とロースト麦芽、2種類のホップと炭酸水です。
副原料や添加物が入っていないので、コクがある風味と麦の甘さや香りを感じられます。
すっきりとした飲み口の後、程よい苦味と酸味を感じる個性的な味わいです。
そのため特徴のある味を好む方や、いつもと違うフレーバーを楽しみたい方に向いています。
また龍馬1865はプリン体がゼロなので、尿酸値が高い方にもおすすめの商品です。
一定量を越えたプリン体は尿酸になり、蓄積すると痛風や尿路結石の原因になります。
健康的な機能があるノンアルコールビール④ヘルシースタイル
アサヒのヘルシースタイルは、消費者庁に認められた特定保健用食品(トクホ)です。
血中中性脂肪の上昇をおだやかにする効果が保険機能として認められています。
保険機能に関する成分は、難消化性デキストリンというとうもろこしのデンプンから生まれた食物繊維です。
難消化性デキストリンが食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて、食後に上がりがちな血中中性脂肪の上昇をおだやかにします。
そのため脂肪の多い食事を好む方や、血液中の中性脂肪が気になる方におすすめです。
ビールのように泡持ちが良く、コクがしっかりとあって飲みごたえもあります。
苦味が控えめですっきりとした飲み心地なため、食事にも合わせやすい商品です。
健康的な機能があるノンアルコールビール⑤からだを想うオールフリー
サントリーのからだを想うオールフリーは、内臓脂肪を減らす効果がある機能性表示食品です。
プリン体がゼロ(正確には100mlあたり0.5mg未満)なため、内臓脂肪や尿酸値が気になる方に向いています。
内臓脂肪を減らす効果がある成分は、ローズヒップエキスに含まれているティリロサイドです。
ティリロサイドは自然素材なので渋みや雑味がなく、ノンアルコールビールの味や香りの邪魔をしません。
原材料の品質にもこだわっており、ビールと同じ二条大麦の麦芽やアロマホップを使用しています。
アロマホップを贅沢に使っているため、飲み心地は上品な苦味がある贅沢な味わいです。
※味わいとしてはノーマルのオールフリーのほうがややスッキリしていますね。
麦芽には一番麦汁だけを使用して、ビールに近い飲み心地を再現しています。
健康的な機能があるノンアルコールビール⑥カラダフリー
キリンのカラダフリーは、お腹まわりの脂肪を減らす効果がある機能性表示食品です。
プリン体がゼロ(正確には100mlあたり0.5mg未満)なので、肥満や高尿酸血症を避けたい方に向いています。
脂肪を減らす効果がある成分は、熟成ホップエキスに含まれている苦味酸(くみさん)です。
キリンが独自開発した熟成ホップエキスは腹部にある皮下と内蔵の脂肪を減らします。
ビールの原材料であるホップが機能成分なため、ノンアルコールビールの味や香りを妨げません。
そのため味や香りにクセがなく、すっきりとした味わいに仕上がっています。
喉ごしも優しく飲みやすいので、飽きずに飲み続けられる商品です。
まとめ:ノンアルコールビールを健康に役立てるのがおすすめ!適量を楽しもう
ノンアルコールビールを活用すれば、肝臓への負担を減らせます。
健康に役立てるなら、体に良い効果のあるノンアルコールビールがおすすめです。
ノンアルコールビールに含まれる添加物には、体に負担をかけるものもあります。
そのためアルコール含有量が0.00%であっても、飲みすぎないように心掛けてください。
添加物が体に合わない方は、無添加のノンアルコールビールを選ぶと安心です。
また本格的なビールを飲みたい方は、家庭用の本格ビールサーバーもおすすめ。ぜひ家庭用ビールサーバーおすすめランキングを参考にしてみてください。