麹って健康や美容に優れた効果があるのをご存知ですか。
疲労回復や美白・肌荒れ防止・アレルギー予防と、多方面に渡って効果をもたらします。
- 麹の効果・効能が知りたい
- 麹ってどんなふうに摂るのが効果的?
- 麹の便利な使い方を教えて
麹を使って料理をしようとした際、上記のような疑問が頭をよぎりませんか。
今回この記事では、「麹のもたらす優れた効果・効能」についてまとめました。
この記事を読むと、麹にはどんな効果があってどのように摂取すると効果的なのかがわかります。
ぜひ麹を取り入れて、素晴らしい効果に触れてみてください。
発酵食品の麹は優れた栄養素と抗酸化作用で健康に!

麹には下記の種類があります。
- 米麹:米みそ、日本酒、みりん、酢、甘酒の原料となる麹。
- 麦麹:麦味噌や麦焼酎の原料となる麹。
- 豆麹:八丁味噌や赤味噌の原料となる麹。
麹の効能は次の通りです。
・抗酸化作用
米麹の中にアスコルビン酸(ビタミンC)やα-トコフェノール(ビタミンE)といった抗酸化物質があって、体内の活性酸素を除去する働きです。
・栄養素を分解(栄養素を消化吸収し、分解促進)
アミラーゼやプロテアーゼ、リパーゼといった消化酵素が栄養素を消化吸収し、分解を促進する効果があります。
・消化を助ける(消化を助けて栄養を吸収)
アミラーゼがデンプンをブドウ糖に分解し、プロテアーゼがタンパク質をアミノ酸に分解します。
・ビタミンの生成(代謝促進・美肌つくり・疲労回復)
麹自体の代謝の過程で、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・ビオチン・パントテン酸・イノシトールといったビタミン類を生成します。
・アレルギーの緩和(抗炎症物質の生成)
ビタミンの一種であるビオチンは、抗炎症物質の生成に関わっているため、アレルギー症状を緩和します。
・腸内環境を整える(免疫力の活性化)
腸内細菌が酵素パワーによって生み出されたオリゴ糖を餌にし、善玉菌の乳酸菌が繁殖します。つまり腸内細菌が活性化して、腸内コンディションが整うのです。
麹はどんなふうに使うと便利で効果的?4つの使い方についてご紹介!

たくさんのすばらしい効果がある麹です。どのように使って、どんなふうに摂ったら効果的なのでしょうか。
この項目では下記4つの使い方についてご紹介しています。
- 塩麹
- 醤油麹
- 味噌麹
- 甘酒
それぞれ詳しく解説していきますね。
塩麹
料理で知られている塩麹は、タンパク質分解酵素の働きで食材を柔らかくしたり旨味を引き出したりします。
長く漬け込むと柔らかくなり過ぎるので、漬け込みが終わったら調理したり冷凍保存しましょう。
この分解酵素のプロテアーゼは、30~50℃の温度内で働きが活発化します。
用途は肉や魚・野菜にと幅広く、炒めたり煮込んだりして使ってください。
醤油麹
醤油麹は、醤油に米麹を漬けて熟成・発酵させた調味料です。
塩麹は下味に使いましたが、醤油麹は仕上げ調味料として使います。
醤油より少量でしっかり味が付き、香りも香ばしいのが特徴です。
味噌麹
米麹に味噌、おゆ・長ネギ・生姜を加えて一晩寝かせるとできあがりです。
ディップにするとまろやかな味わいでおすすめ。
味噌汁の味噌としても、おにぎりに塗って焼きおにぎりにしても最高です。
甘酒
市販されているものの中で、米麹を中心に作られているものがあります。(添加物が少ないもの)
砂糖や人工甘味料・保存料や酸化防止剤は入っていないものがおすすめです。
甘酒は牛乳で割ったり、ヨーグルトに足したり、スムージーに入れると飲みやすくなります。
まとめ:毎日の生活に麹を取り入れて健康維持を

普段の料理に麹を取り入れてみませんか。
今の料理に少し足すだけで、さらにおいしくなりますよ。
おいしくて健康に良いのは一石二鳥です。
どうぞ皆さんの健康に麹を取り入れた生活で快適に。