ぬか漬けって健康に役立つ食べ物だと知っていますか。そのぬか漬けが家庭でかんたんに作れるんです。
とはいってもぬか漬けがどんなふうに作れて、どれくらい健康に役立つのかわかりにくいですよね。
- スーパーで売られているぬか床で失敗せずに作れる?
- 一からぬか床を作る方法が知りたい
- ぬか漬けってどんな栄養素が含まれているのか知りたい
ぬか漬け作りに挑戦しようとした際、上記のような疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回この記事では「おいしいぬか漬け作りとその栄養素」についてまとめました。この記事を見るだけで、ぬか漬けをかんたんに漬けるコツと含まれている栄養素がわかりますよ。
どうぞ参考にしてぬか漬けに挑戦してみてください。
目次
生ぬかからぬか床を作る方法と気をつける点!セットを使えばお手軽?
昔は各家庭にぬか床があって、ぬか漬けを作っていました。
臭いや手間がかかることから敬遠された時期もありましたが、最近は発酵食品として注目を浴びてきています。
皆さんもぬか床作りに挑戦してみてください。
<用意するもの>
- 生ぬか 1kg
- 塩(天然) 130g
- 水 1L
- 昆布、唐辛子、煮干し、かつお節、野菜クズ 適量
- ぬかが1kg入るフタ付き容器(4Lくらい)
※お好みで、にんにくや生姜のスライス・山椒の実を入れてもよい。
<作り方>
- 塩と水を鍋に入れて火にかけ塩水を作る。
- 容器に生ぬかを入れ、塩水を少しずつ入れて混ぜ合わせる。(ぬかに塩水がしっかり馴染んでいるか握ってみて確認する)
- ぬか床を上から軽く押して、空気を抜かしておく。
- 昆布、唐辛子、煮干し、かつお節をぬかの中に埋め込んでいく。
- 野菜クズぬかの中に埋め込む。葉物の場合はぬかを包むようにして、さらに埋め込む。
- 7〜10日の間、毎日ぬかをかき混ぜる。ぬかの中から野菜クズを取り出し、また野菜クズを埋め込む。(3日くらいで交換する)
- ぬかを片手でギュッと握り、指の間から水分が滲んでくるくらいの状態が丁度よい。(匂いに変化が出てきたら発酵が始まっている状態)
※フタを閉める前には必ず、容器の側面内側(雑菌が付着しないように)をキレイな布またはペーパーで拭き取っておく。
ぬか床が出来上がったら、自分の食べたい食材を入れて漬けます。およそ半日から1日漬けておくと、食べても大丈夫です。
冷蔵庫で保管もできますが、1日に1回は常温に出してかき混ぜるようにしてください。
上記の手順が面倒な方には、市販の出来上がったぬか床が便利です。
・かんたんぬか床セット
・ぬか床救急セット
ぬか漬けに含まれる栄養素は?乳酸菌だけじゃない栄養豊富なスーパーフード!
ぬか床には栄養素がいっぱいです。
ぬか漬けにする事によって、栄養価が何倍にもなるものもあります。
・ビタミンB1
糖質からエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持に関わる栄養素。
・ビタミンB2
糖質や脂質の代謝と皮膚や粘膜の維持に関わる栄養素。
・ビタミンE
抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素。
・乳酸菌
腸内の善玉菌が増えることにより、腸内環境改善効果が期待できる。腸内環境が改善されて、免疫力の向上や、アレルギー予防・疲労回復へと繋がる。
・γ(ガンマ)オリザノール
抗酸化作用のある成分で血行を良くする。悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きがある。
・イノシトール
脳の活動や神経伝達を正常化する為に不可欠な栄養素。肝臓への脂肪の蓄積を防ぐ働きに役立つ。
・フェルラ酸
強い抗酸化作用がある。
・フィチン酸
高い抗酸化作用と抗脂肪肝作用がある。
上記の栄養素がぬか床に含まれています。ぬか床に野菜やさまざまな食品を漬けるだけで、本来の栄養より遥かに違ってくるんです。
まとめ:料理の具材としてもお漬物としても利用可能!栄養面でも優秀なぬか漬け!
ぬか漬けはそのままお漬物としても食べられますが、色々なアレンジが出来ます。
- タルタルソース
- ポテトサラダ
- チャーハン
- マリネ
- 炒め物
いかがでしょう。我が家の味作りに挑戦してみませんか。
ただし、塩分の取りすぎにならないように気を付けて食べてください。