お部屋のカビ対策は、便利なグッズを使うとかなり効率的に対策ができます。
とはいえどんなグッズを使えばいいのか、どこにどう活用するのかわかりづらいですよね。
- カビ対策の方法を知りたい
- 場所別に最適な対策方法を教えてほしい
- おすすめのグッズがあれば比較したい
お部屋のカビ対策を考えた際、上記のような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、「お部屋のカビ対策とグッズについて」をまとめました。
実際に比較しながら自分に最適なものを、5分くらいで見つけられますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
カビ対策のグッズは場所別に最適なものを使用すればOK!掃除の仕方も紹介
空気中を浮遊するカビの胞子は、繁殖する場所を求めて漂っています。
しかしカビは、胞子の状態だと肉眼では見えません。
繁殖する条件が揃うと爆発的に増殖し、目視できるほど増えて広がります。
増殖したカビは取り除くことが難しい上、さらに大量の胞子を飛散させる厄介な存在です。
そのためカビ対策は、胞子の状態から繁殖させないようにします。
キッチンはどう対策をしたらいい?
カビが繁殖する条件は、以下の3つです。
- 温度(20~30℃)
- 湿度(60%以上で活発になり、80%以上で一気に繁殖)
- 水分や栄養分
水分や栄養分が豊富な上、高温多湿になりやすいキッチンはカビが繁殖しやすい場所です。
そのため栄養分となる食品や洗剤のカスが溜まっていると、すぐにカビが増殖します。
調味料や洗剤ボトルの底はこまめに清掃し、キレイな状態を保ちましょう。
水分はカビを繁殖させるため、洗い終わった食器やスポンジの乾燥も重要です。
拭いた食器はすぐに収納せず、しっかり乾燥させてから片付けましょう。
使い終わったスポンジは流水で汚れを落とし、水を切ってから吊るして干すと乾きやすいです。
またスポンジはカビが繁殖しやすいため、毎日管理していても1ヶ月程度で新しいスポンジに交換しましょう。
部屋のサッシもカビがつきやすい
サッシに溜まる土や排気ガス、ホコリや糸くずはカビの栄養分になります。
そこに結露が発生すると水分も加わり、カビが増殖しやすい環境の出来上がりです。
サッシのカビは、月に1度のお手入れで予防できます。
用意するものは、以下の2つです。
- ウエットティッシュ
- 乾いた雑巾またはティッシュ
月に1度のお手入れは、以下の手順で行います。
- ウエットティッシュでサッシの汚れを拭き取る
- 乾拭きする
あとは年に1~2回、念入りに掃除するだけでカビの発生を予防できます。
念入りな掃除は結露が発生しやすい梅雨開けや、冬の時期がおすすめです。
サッシの掃除やお手入れが終わったあとは、窓を開けて換気すると室内のカビ予防にもなります。
お風呂はとくに要注意
高温多湿でせっけんカスや皮脂汚れが溜まりやすいお風呂は、非常にカビが繁殖しやすい場所です。
お風呂のカビを予防するには、カビが好むものを徹底的に排除するしかありません。
- 湯船から上がったら、浴槽のフタをする(温度や湿度を下げる)
- お風呂上がりは浴室全体にシャワーをかける(汚れを流す)
- 雑巾やスクイージーで、壁や床の水滴を取り除く
- 入浴後は十分に換気する(熱気や湿気を追い出す)
- 週に1回以上、壁や床も掃除する
- 定期的に防カビ剤を使う(カビの胞子を除菌する)
汚れを流すシャワーの温度は、直後の水滴対策によって異なります。
- 直後に水滴を取り除く場合は冷水(浴室の温度を早めに下げる)
- 水滴を取り除かない場合は温水(冷水よりも水滴が残りにくい)
トイレや洗面所の水回り
湿気がこもりやすいトイレや洗面所も、カビが好む環境です。
水回りのカビも、こまめな清掃や換気で予防できます。
洗面所は水滴を拭き取ることで、湿気や水気の除去が可能です。
しかし常に水が溜まっているトイレは、どうしても湿度が高くなります。
24時間トイレの換気を行い、湿気を溜めない工夫がカビ予防の第一歩です。
またトイレ清掃の際は、タンク内も一緒に掃除しましょう。
タンク内でカビが繁殖すると、トイレ空間にカビの胞子が充満してしまいます。
ご家庭で清掃しにくいタンクの場合は、業者の清掃を定期的に依頼しましょう。
カビ対策のグッズでおすすめなものを教えてほしい!使ってラクになるものは?
カビ対策グッズは、以下の2種類に分かれます。
- カビを予防する防カビ剤
- カビを落とすカビとり剤
カビ対策の基本はカビ予防です。
防カビ剤と防カビ効果のある空気清浄機を併用すれば、予防効果が高まります。
ルック おふろの防カビくん煙剤
おふろの防カビくん煙剤は、煙でカビ菌を除菌する浴室用の防カビ剤です。
煙が隅々まで行き渡るので、子どものオモチャや浴室小物を浴室外に移動させる必要がありません。
2ヶ月に1度、水と一緒に設置するだけでカビを予防できます。
除菌成分に使われている銀イオンは安全性が高く、制汗剤にも使われている身近な成分です。
また塩素を含んでいないため、手袋をつけずに使えます。
パワーバイオ お風呂のカビきれい
お風呂のカビきれいは、貼るだけで効果を発揮する浴室用の防カビ剤です。
人体に無害な微生物を活用し、カビが増殖しにくい環境をつくります。
そのため小さなお子様やペットがいるご家庭でも、安心して使用できる製品です。
カビの防止だけではなく、悪臭の消臭にも効果があります。
防カビ効果は約6か月、天井に貼ったらそのまま放置するだけです。
らくハピ カチッとおすだけ防カビ剤
カチッとおすだけ防カビ剤は、薬剤でカビ菌を除菌するタイプの防カビ剤です。
霧状の薬剤を噴射すると、隅々まで薬剤が行き渡ります。
本製品は2種類あるので、場所によって使い分けましょう。
- お風呂用
- お部屋用
2ヶ月に1度の使用で、お風呂やお部屋全体のカビ予防が可能です。
ハウスダストの舞い上がりを抑え、空気中のウイルスを除去する効果もあります。
薬剤や可燃性ガスを使用しているため、扱いには注意が必要です。
純閃堂 防カビ侍
防カビ侍は、行政機関認定の特許製法で作られた強力な防カビ剤です。
乾いた場所にスプレーするだけで、6か月以上もカビを予防します。
黒カビだけではなく、赤カビや青カビの予防も可能です。
除菌や消臭効果もあり、流水の少ない場所ならどんな素材にも使えます。
本製品は2タイプあるので、使う素材によって選びましょう。
- アルコールタイプ
- 水性タイプ
アルコールに弱い木材や革製品には、水性タイプが向いています。
野口商事 強力防カビ剤B-10
野口商事は業務用の防カビ剤を、家庭でも使いやすいサイズで販売しています。
強力防カビ剤B-10は、業務用の強力な防カビ剤です。
薄めず原液のままスプレーするだけで、効果が長期間持続します。
カビを予防する効果だけではなく、除菌や消臭効果も高いです。
まとめ:カビ対策のグッズは効果的なものを活用して負担を和らげよう
カビ対策は、カビの繁殖しにくい環境をつくることが重要です。
こまめな清掃や換気を行い、使う場所に合った防カビ剤を活用しましょう。
防カビ効果のある空気清浄機と併用すれば、カビの繁殖を大幅に抑えられます。