RODEのWireless Go 2は非常に素晴らしいアイテムで、動画撮影者なら必携とも言える存在です。
とはいえ具体的な機能や、使い勝手についてわかりづらい部分がありますよね。
- RODE Wireless Go 2の使い方を知りたい
- 詳しい特徴や便利な機能とは?
- 実際に使ってみた感想を教えて欲しい
RODE Wireless Go 2を購入しようか迷った際、上記のような疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、「RODE Wireless Go 2の使い方と素晴らしい機能」についてまとめました。
初めて購入を検討される方でも、記事を見れば具体的な特徴や機能について詳しく分かりますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
RODE Wireless Go IIとは?動画撮影をするならぜひ導入したい商品!

RODE Wireless Go IIは、2021年に発売されたばかりのマイクです。
旧モデルのWireless Goが高性能だったため、新モデルが気になっている方も多いでしょう。
ここではWireless Go IIの詳細や、特徴についてお伝えします。
RODE Wireless Go IIとは
Wireless Go IIは高性能な旧モデルの使い勝手を向上させた、コンパクトサイズの多機能マイクです。
新旧モデルはどちらもワイヤレスなので、本体が送信機と受信機に分かれています。
送信機をクリップで固定するタイプなため、マイクを手に持つ必要がありません。
首元やマイクを取り付ければ、自由に動きながら録音できます。
新モデルは送信機が2台のセットもあり、2箇所の同時録音にも対応可能です。
1~2人で使えるようになったため、用途の幅が広がりました。
スペックやサイズの詳細は、以下の通りです。
- 送受信周波数は2.4GHzのデジタル通信(128ビット暗号化)
- 伝送距離が約200m(環境で異なる)
- バッテリーは最大で7時間駆動
- 送信機と受信機のサイズは高さが1.8cm、幅が4.5cmで奥行は4.4cm
- 重量は送信機が30g、受信機は32g
送信機と受信機はリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、どちらもUSB-Cポートで充電できます。
RODE Wireless Go IIの優れた特徴
旧モデルから引き継いでいる特徴は、以下の6つです。
- 動画の撮影にも向いているコンパクトなボディ
- 最大で7時間も連続使用できるため、長時間の撮影でも安心
- ペアリングが速く、電源を入れたらすぐに使える
- 送信機にマイクが内蔵されており、本体だけでも録音できる
- 外部マイク用の端子が送信機に備わっているため、別売のピンマイクも接続可能
- 送受信機のランプやディスプレイで、ペアリングの状態やバッテリー残量を確認できる
新モデルには、下記の機能が追加されています。
- 送信機が2台に増加し、自動でバックアップする機能も搭載
- 受信機はデュアルチャンネルに対応(2台の同時録音が可能)
- 見通しが効く場所なら、最大200mまで通信可能(旧モデルは70m)
- MacやiPhoneに音声を送れる
- 専用のアプリをダウンロードすれば、送受信機の設定をカスタマイズできる
新モデルになって使い勝手が大きく向上したので、さまざまな用途で使えるようになりました。
RODE Wireless Go IIの使い方!iPhoneと一緒に使う場合

Wireless Go IIは録音機器を初めて使う方でも、扱いやすいワイヤレスマイクです。
ここでは録音機器を使い慣れていない方でもわかりやすいように、使い方やあると便利なアイテムをお伝えします。
Wireless Go IIの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
RODE Wireless Go IIの基本的な使い方
Wireless Go IIを使う基本的な流れは、以下の通りです。
- 送信機と受信機の電源を入れる(Oマークのボタンを長押し)
- 電源が入っているか確認する(送信機はランプが光り、受信機は小型液晶に情報が表示される)
- マイクやモードの切り替えは、受信機のボタンで操作する
受信機にはdBボタンとペアリングボタンが下側面の左右についています。
- dBボタンは音声出力レベルの調整(3段階)
- ペアリングボタンはマイクのチャンネル選択
- 2つのボタンを長押しでモードの切り替え(モノラルとステレオ)
バッテリー残量は送信機のランプと、受信機のディスプレイで確認できます。
送信機のランプが点灯時は電池残量に問題ありません。
電池の残量が少なくなると点滅に変わり、さらに速く点滅していたら充電が必要です。
受信機のディスプレイは、電池残量によって表示の色が変わります。
電池残量が足りていれば緑色で少なくなるとオレンジ色、赤色に変わると充電が必要な状態です。
充電用のケーブルSC20が3本付属しているので、残量が無くなる前に充電してください。
iPhoneとの接続はRODE純正ケーブルが必要
Wireless Go IIで録音した音声は送信機の内蔵メモリーに収録されます。
収録した音声をパソコンやiPhoneにエクスポートするには、USB-Cケーブルが必要です。
パソコンと接続する流れを、下記にまとめました。
- RODEのパソコン版アプリ、RODE Centralをインストールする
- 受信機と送信機2台を、付属のケーブルでパソコンに接続する
iPhoneと接続する際の流れは、以下の通りです。
- RODEのモバイル版アプリ、RODE Central Mobileをダウンロードする
- 受信機とiPhoneをRODEの純正ケーブルで接続する
- 送信機は電源を入れればBluetoothで接続される
iPhoneのエクスポートに対応しているのは、RODE純正のUSB-C to LightningケーブルSC15とSC19です。
他社のケーブルでは認識しないケースが多く、動作の保証もされていません。
SC15とSC19はケーブルの長さが異なり、SC15が30cmでSC19は150cmです。
エクスポートするだけなら30cmで十分なので、価格の安いSC15を選びましょう。
コールドシュー付きの三脚と併用がおすすめ
動画の撮影では、微妙な揺れでも目立ってしまいます。
ブレのないきれいな映像を撮りたいなら、三脚との併用がおすすめです。
三脚を使えばズームや角度変更時も安定しているため、自然な仕上がりの動画を作成できます。
長時間の撮影でも疲れにくく、構図を固定した撮影も容易です。
動画撮影には、VIJIMのULANZI MT-41ミニ三脚をおすすめします。
- 小型で軽量(持ち出しやすく使わない場合も邪魔にならない)
- サイドのコールドシューにマイクやライトを取り付けられる
- カメラやスマートフォン、iPadに対応できる雲台付(多用途で使える)
- 雲台は360°回転する3way仕様(カメラを水平や垂直方向へ自在に動かせる)
- スマートフォンは縦横どちらでも撮影できる
- 長さの調節が可能(好みの高さにできる上、コンパクトに縮めて持ち運べる)
VIJIMのミニ三脚は難しい操作や特殊な工具を使わずにセッティングできるため、初めて三脚を使う方でも扱いやすいです。
バックに入るポケットサイズなので、2台目のサブ三脚としても活用できます。
RODE Wireless Go IIを実際に使用してみた感じはどう?

Wireless Go IIは遅延を感じない高性能なワイヤレスマイクです。
人気が高いモデルの新商品なので、使ってみた感想を知りたい方も多いでしょう。
ここではWireless Go IIの機能面にスポットを当てて、実際に使った感想をお伝えします。
雑音が入らず人の声が常にクリア
Wireless Go IIは2台の送信機で収録した音声を、1台の受信機で同時に受信できます。
各送信機に録音機能を搭載しているため、外部機器を使わなくても音声の収録が可能です。
そのためマイクが近づいた際でも、音声の重なりが発生しません。
収音方法は、以下の2種類です。
- 送信機の内蔵マイクを使う
- 別売の外部マイクを接続して収音する
内蔵マイクを使った際のメリットとデメリットは、以下の通りです。
- マイクを購入しなくても収音できる
- きれいに収音できる設計が施されているため、音質が良い
- 付属のファーウインドシールドを装着できる(風が起こす雑音を軽減)
- 送信機を首元につけるのでマイクが目立つ
外部マイクを接続した場合のメリットとデメリットも、下記にまとめました。
- 内蔵マイク以上に雑音をカットできるため音質が凄く良い
- 小型のマイクだけを首元に、送信機は見えない場所に固定できる(マイクが目立たない)
- RODEの純正マイクを購入する必要がある
動画編集・撮影の手間が減る
カメラの収音機能を使う場合は、音声と構図に配慮して撮影する必要があります。
Wireless Go IIを使えば、自由に動きながらの撮影も可能です。
- ワイヤレスだからコードが邪魔にならない
- 最大200mまで通信できるため、受信機から離れても大丈夫
- クリップがしっかりしているから、動いても送信機が外れにくい
映像だけを意識してセッティングできるので、新しい構図にもチャレンジできます。
モード(モノラルとステレオ)を切り替えれば、収録状況に合わせた録音が可能です。
- モノラルは各送信機の音声をミックスして録音する(左右のスピーカーから同じ音声が出力される)
- ステレオはそれぞれの送信機に録音される(出力時は2つの音声が左右に振り分けられる)
2人で録音する場合は、音声を別々に編集できるステレオモードがおすすめです。
個別の編集が不要なら、自然な音質に仕上がるモノラルモードを使いましょう。
RODEの専用アプリをインストールすれば、音声の出力レベルを10段階まで拡張できます。(受信機の調整は3段階)
万が一の撮影事故でも音声バックアップが取れる
ワイヤレスマイクは送信機と受信機の接続が切れると録音できません。
しかしWireless Go IIは送信機にメモリーを内蔵しているため、接続が切れた状態でも送信機に録音できます。(自動バックアップ機能)
トラブルを回避できるので、大事な撮影でも安心です。
自動バックアップ機能の設定には、RODEの専用アプリをインストールする必要があります。
専用アプリは無料で利用できる上、Wireless Go IIの使い勝手が大幅に良くなるのでインストールしておきましょう。
- 録音した音源を圧縮できる
- モノラルとステレオだけではなく、セーフティチャンネルモードも使える
非圧縮の録音は約7時間、圧縮した音源の録音なら約40時間です。
セーフティチャンネルモードには、以下の特徴があります。
- 通常音源と-20dbの音源を録音してくれる
- モノラルのときだけ使える
セーフティチャンネルは音割れ対策にも有効です。
通常音源の音割れがひどくて修正できない場合でも、-20dbの音源なら修正して使えるでしょう。
まとめ:RODE Wireless Go 2は動画撮影者なら必需品!

RODE Wireless Go 2は多機能なワイヤレスマイクです。
内蔵マイクだけの録音でも音質が良く、外部マイクを接続すればさらに音質が良くなります。
動画編集や撮影の手間を軽減できる上、バックアップ機能でトラブルの回避も可能です。
非常に使い勝手が良く多用途で活躍できるため、動画の撮影者なら必需品になるでしょう。