テレワークをしていると、意外と会社の環境は良かったんだなと気付きます。
とはいえテレワーク中ならそんなことも言ってられません。とにかく寒さ対策を講じる必要があるでしょう。
- テレワーク中の寒さ対策に便利なアイテムやグッズを教えてほしい
- お金がないからできれば安く済ませられるものがいい…!
テレワーク中の寒さ対策をするなら、便利なグッズを買っちゃうのが手っ取り早いです。
そこでこの記事では、「テレワーク中に必要な便利グッズと対策方法」についてまとめました。
安価に済ませる方法から、ガッツリ温めるアイテムやグッズまでまとめていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
テレワークが寒い!手がかじかむと快適な作業ができないので対策すべき

テレワークでは、以下の場所で作業している方が多いです。
- 書斎や作業用の個室(集中できる場所)
- 部屋の隅(動線を避けた場所)
- 空きスペース(プライベートな空間を邪魔しない場所)
こういった場所は居住空間から離れているため、寒くなりがちです。
しかしテレワーク中に寒さを感じてしまうと、集中力が途切れてしまいます。
快適に作業するには室内や体を温めなければいけません。
意外とオフィスの環境は整っている
労働安全衛生法には、事務所の衛生基準を定めた規則があります。
事業者は規則が推奨する温度と湿度をなるべく維持しなければいけません。
そのため基本的にオフィスは、以下の温度や湿度に保たれています。
- 温度は17~28℃
- 湿度は40~70%
室温が10℃以下の場合は、適正な温度に調節する義務があります。
違反すると罰金や懲役が科される恐れもあるので、オフィスを温めるエアコンやストーブは必須です。
空調を管理する担当者がいるオフィスなら、しっかりと温度が保たれているでしょう。
しかし空調の当たり具合によって体感温度は異なるため、万人に最適な室温にはなりません。
無断で空調機器にアクセスできるオフィスだと、個人に合わせた温度へ変更されている場合もあります。
自宅の環境を整えると作業が捗る
寒い室内でのテレワークは、集中できないので作業効率が悪いです。
体が芯から冷えた状態で作業を続けてしまうと、体調を崩してしまう恐れもあります。
冬でも効率を落とさず作業するためには室温の管理が重要です。
快適に過ごせる温度と湿度の目安は、季節によって異なります。
- 夏場は温度が25~28℃、湿度は45~60%
- 冬場の温度は18~22℃、湿度が55~65%
快適だと感じる温度や湿度には個人差があり、体調や服装でも変わります。
上記は一般的な目安なので、状況に合わせた調節が必要です。
デスクの傍に湿度も測れる室温計を置いておけば、いつでもすぐに確認できます。
部屋ごと暖めるのが難しい場合は、体だけでも温まるように工夫しましょう。
まずは部屋の断熱を見直そう
室内が寒くなる主な原因は、以下の3つです。
- 窓(暖かい空気が逃げ出し、冷気が入り込む)
- 壁(室外の冷気が伝わる)
- 床(冷気が伝わる上、冷たい空気が床に向かう)
室内の寒さ対策には、冷気を遮る方法が効果的です。
- 断熱シートを窓ガラスに貼る
- 窓用のテープを貼って、隙間をふさぐ
- 防寒機能がついたカーテンに変える(裏地付きで大きめのサイズを選ぶ)
- ダンボールを家具の後ろに挟む
- 断熱効果のある壁紙を貼る
- 保温性に優れた素材のマットやカーペットを敷く
床に敷くのはマットならコルクやウレタン、カーペットなら厚手のウールを選びましょう。
マットやカーペットの下にアルミシートを敷けば、さらに断熱効果が高まります。
テレワークの寒さ対策その①!お金をかけずに効率よく温める方法は?

テレワークでパソコンを使う方は、電気代がかさみがちです。
暖房器具を使って部屋ごと暖めると、さらに光熱費がかかります。
電気に頼らない方法で体だけを温めれば、ほとんどお金がかかりません。
ここでは寒さ対策の中から、電気に頼らない方法をご紹介します。
温かい飲み物で体を中から温める
ホットドリンクを飲んだ直後は、すぐに体温が上昇します。
しかし飲んだあとは体内で常温に戻ってしまうため、温まった状態を維持できません。
寒さ対策として飲む場合は、ドリンクの種類選びが重要です。
末端まで体を温める成分が入った飲み物なら、体が温まっている状態を維持できます。
緑茶やコーヒーは、カフェインが含まれているのでおすすめできません。
カフェインには利尿作用があり、排尿は体内の熱を逃がしてしまいます。
テレワークの寒さ対策には、以下の飲み物がおすすめです。
- ココア(カカオポリフェノールやテオブロミンが血行を促進させる)
- 紅茶(テアフラビンが血液の巡りをよくする)
- しょうが湯(ショウガオールが急激に体温を上げる上、血流をよくする)
- ほうじ茶(ピラジンが血行を促進する)
テレワークで飲むホットドリンクは、手間がかからないティーバッグやスティックタイプを選びましょう。
ルームシューズや着る毛布で体の熱を逃がさない
足元の寒さ対策には、スリッパやルームシューズの着用がおすすめです。
保温性が高いウールやフリース生地、内側が起毛素材の商品ならしっかりと足元を温められます。
足首の冷えが気になる方は、ブーツ型のルームシューズが最適です。
テレワークでスリッパやルームシューズを着用する場合、履き心地が悪いと集中できません。
靴下の上から履いても足指が動かせる、窮屈に感じないサイズを選びましょう。
足元を温めても寒いと感じる方は、着る毛布を合わせると防寒効果が高まります。
さまざまなデザインがある着る毛布の、代表的な形状は4つです。
- ゆったりと着用できるガウン型
- はだけにくいボタン型
- すっぽりとかぶれるポンチョ型
- 全身を包み込むつなぎ型
使い方や環境によって最適な形状が異なるため、動く度合いや寒さに合わせて選んでください。
どのデザインも洗濯機で丸洗いできる商品がおすすめです。
湯たんぽやカイロで体を温める
お湯を入れるだけで使える湯たんぽは、少ない光熱費で長い時間体を温められるエコなアイテムです。
構造がシンプルで壊れにくく、何度でも繰り返して使えます。
使用後は水気をよく切り乾燥させるだけなので、お手入れもかんたんです。
長い年月をかけて改良されているため、水漏れの心配もありません。
湯たんぽに使われている主な素材は、以下の4つです。
- 金属
- プラスチック(ポリエチレンやポリ塩化ビニル)
- 陶器
- ゴム
商品の種類が多く、選びやすいのは金属製とプラスチック製です。
素材によって熱さや保温性が異なるため、好みに合った商品を選びましょう。
湯たんぽとカイロを併用するなら、リサイクル可能なエコカイロの導入がおすすめです。
初回は中の金属を折り曲げると温かくなり、2回目以降はお湯で煮て使います。
湯たんぽ用のお湯でエコカイロを煮れば、お湯が無駄になりません。
テレワークの寒さ対策その②!お金をかけてガンガン体を温めよう!

電気の力を使えば、室内や体を十分に温めることが可能です。
そのため多少の電気代がかかっても、確実に快適な空間を整えられます。
光熱費よりも快適さを優先する方には、電気の力で確実に体を温める方法がおすすめです。
ストーブやヒーターで体を芯から温める
電気をエネルギー源とするストーブやヒーターは、灯油やガス式よりもかんたんに設置できます。
そのためテレワーク用に購入するなら、電気式のストーブやヒーターがおすすめです。
電気式は種類が多く、購入する際はテレワークに適したモデルを選ぶ必要があります。
一般的な電気式の種類は、以下の通りです。
- セラミックファンヒーター
- ハロゲンヒーター
- カーボンヒーターとグラファイトヒーター
- シーズヒーター
- オイルヒーター
- パネルヒーター
テレワークにおすすめのヒーターも、下記にまとめました。
- 部屋全体をじっくりと暖めたい場合は、シーズヒーターやオイルヒーター
- 素早く体を温めたいならグラファイトヒーター
- 足元をメインに温めたい方はパネルヒーター
デスクの傍でも安全に使えるのは、オイルヒーターとパネルヒーターです。
大型のパネルヒーターなら、部屋全体も暖められます。
ホットマットやフットウォーマーで電気代を節約する
下半身の冷えが気になる方や電気代を節約したい場合には、ホットマットがおすすめです。
ホットマットは内部の配線を発熱させる仕組みなので、機能は電気あんかやホットカーペットと似ています。
しかし電気あんかには足置きできない製品が含まれており、ホットカーペットだと大きなサイズが多いです。
マットやカーペットタイプの暖房器具はサイズが大きいほど電気を消費します。
そのためホットマットを選ぶ際は、最適な面積の商品を選びましょう。
小さな足元用のホットマットなら消費電力が少ない上、片付けや保管が容易です。
足全体を温めたい方には、フットウォーマーをおすすめします。
フットウォーマーは温めたい部位や用途に合わせて選んでください。
- つま先までしっかりと温めるなら、足入れタイプ
- 温まりながら自由に歩ける、スリッパタイプ
- 下半身の全体を温めたい方は、ズボンタイプ
発熱するマウスやデスクマットを使えば指先まで温かい
パソコンの使用中に手が冷える方には、発熱するマウスやデスクマットがおすすめです。
発熱するデスクマットは面積が広いので、肘から指先までをカバーできます。
以下の特徴を備えたデスクマットなら、快適に年中使えて便利です。
- 温度を調整できる
- 時間や温度によって、自動で電源が切れる
- マットの上でマウスも使える
- 表面の防水性が優れている
- 裏面に滑り止め加工が施されている
デスクの空きスペースが少ない場合は、発熱するマウスを選びましょう。
マウスの性能は作業効率に直結するので、機能や持ちやすさも重要です。
そのため発熱マウスを選ぶ際は、仕様や形状も含めてしっかりと検討してください。
パソコンを使わないテレワーカーには発熱する手袋がおすすめです。
市販のUSBバッテリーと繋げば、パソコンから離れた場所でも使えます。
指なしタイプの手袋なら、作業の邪魔になりません。
飲み物を温かい状態に保つカップウォーマー
寒い部屋に暖かい飲み物を持ってきても、作業をしているうちに冷えてしまいます。
そのためいつでも温かい状態のドリンクを飲みたいなら、カップウォーマーを導入しましょう。
カップウォーマーは飲み物を入れる容器の形状によって、最適な種類が異なります。
- マグカップに使う場合は、コースター型
- ペットボトルの利用が多いなら、巻きつけ型
- 紙コップには、ホルダー型
テレワーク用のカップウォーマーは自宅で使うため、電源はコンセントかUSBから選びます。
コンセントタイプはパワーがあり、加熱性能を備えたモデルも多いです。
USBタイプはコンパクトサイズの商品が多く、省スペースに設置できます。
カップウォーマーは飲み物を乗せて使うため、防水機能は必須です。
防水機能が付いていない商品もたくさんあるので、必ず確認してから購入しましょう。
キッチンへお湯を沸かしに行くのが面倒な方は、電気ポットもあると便利です。
まとめ:テレワークの寒さ対策は足元の冷えを防止するのがポイント!

人間の体温は足元に向かうほど低くなるため、下半身の冷え対策が重要です。
足元を温めれば血流がよくなるため、効率よく体を温められます。
寒さを感じる中でのテレワークは集中できず、快適に作業できません。
足元の寒さをメインに対策して、適切な環境を整えましょう。