頭痛にはさまざまな原因と種類があります。
治療方法や対処方法を知って、嫌な頭痛を軽減させましょう。
- どんな種類の頭痛があるのか知りたい
- 頭痛の原因って何があるの?
- 薬を使わずに頭痛を和らげる方法はあるか教えてほしい
頭痛持ちの方は上記の疑問を持たれると思います。
今回この記事では、「頭痛の種類や原因と治療・対処方法」についてまとめました。
この記事を読むだけで、どんな原因で頭痛が起きてどう対処すると楽になるかがわかります。
どうぞ参考にしてください。
目次
頭痛にはどんな種類がある?その症状はどのようになるのか?
頭痛には一次性頭痛と二次性頭痛があります。
一次性頭痛には下記の3種類が代表的なものです。(原因が特定できない頭痛)
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
- 群発頭痛
二次性頭痛は原因疾患が特定できる頭痛で、下記の疾患が主な代表例です。
- 脳出血
- 脳梗塞
- 脳腫瘍
- くも膜下出血
- 外傷
- 感染
<緊張型頭痛>
頭痛の中で最も多い頭痛です。
頭の周りや首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張することにより発生します。
後頭部を中心に頭の両側や首筋にかけて起こり、バンドで頭をしめつけられているような、あるいは頭に大きな重りがかかっているような感じです。
痛みの他にめまいのようなふわふわする感じを伴うこともあります。
<片頭痛>
頭の片側や全体がズキンズキンと拍動するように痛みます。
片頭痛のときには音や光に敏感で、多少の刺激でも吐き気を誘発してしまうことが多いです。
こめかみが脈打つように痛いと訴える方が多くいます。
月に1~2回、多いときは週に2~3回発作的に起こるようです。
<群発頭痛>
目の奥がえぐられるような痛みがあります。(柱に頭をぶつけたくなるような激しい痛み)
この痛みは、目の片側や奥のほうに起こります。
20〜40代の男性に多く見られ、激烈な痛みから日常生活に大きな支障をもたらすのが特徴です。
一般的な消炎鎮痛剤が効かないので、頭痛が起きないように予防する治療が必要となります。
<二次性頭痛>
二次性頭痛とは、脳に異常があり起きるものを指します。この原因を治療しなければ、生命に関わる危険な頭痛です。
今までに感じたことのないような激しい頭痛が起きたることも。気になる頭痛はためらわずに受診することをおすすめします。
一次性頭痛の原因になるものとは?痛みを和らげるコツは?
頭痛別に分けて痛みを和らげる方法のご紹介をしていきます。
<緊張型頭痛>
- 精神的なストレス
- 長時間同じ体勢での身体的なストレス(首や頭の筋肉が緊張して血流が悪くなる)
・対策
- 蒸しタオルで首や後頭部・肩を温める。
- 同じ体勢を続けないで適度な運動をする。(首をゆっくり左右に倒す・首をゆっくり回転させる)
<片頭痛>
- 過労や睡眠(寝不足・寝すぎ)による肉体的ストレス
- 緊張による精神的ストレス
- アルコールの摂取(血管が拡張するため)
- 気圧の変化
- ホルモンバランスの変化
- 空腹による低血糖
- 特定の食べもの(血管を拡張・縮める作用がある食べもの)
・対策
- 規則正しい生活を心がける。
- ストレス解消を心がける。
- チーズやワイン・チョコレートは食べないようにする。
- 部屋を暗くして、痛む部分にアイスパックや氷で冷やす。
<群発頭痛>
原因は解明されていないのが現実です。
体内時計が大きく関与しているのではないかと言われています。
・対策
飲酒やタバコは誘発の原因になるとされているので、できるだけやめるのが無難です。
受診により、経口薬や注射・点鼻薬を使って予防・軽減する療法があるので相談しましょう。
まとめ:早めの受診で原因の究明を!
いつもの頭痛だと思って慣れっこにならず、早めの受診がおすすめです。
頭痛の影には重大な病気が隠れていることもあります。
頭痛から開放されて、快適な生活を送りましょう。