使い捨てカイロって温めるだけだと思っていませんか。実はさらに再生利用ができるんです。
とは言っても、どのように利用できるのかわからないですよね?
- 使用済みカイロを再利用できる方法について知りたい
- 具体的な活用方法があれば教えてほしい
- 原材料に危険性がないか不安…再利用しても安全に使えるの?
使い捨てカイロを再利用できないかと考えた際、上記の疑問を持つ方がいらっしゃると思います。
今回この記事では、「使い捨てカイロをそのまま捨てずに再利用」する方法についてまとめました。
この記事を見るだけで、効率的にカイロの再利用ができますよ。どうぞ参考にしてください。
目次
使い捨てカイロの再利用法!中身には消臭・吸湿・水質浄化効果がある!

寒いときに利用する使い捨てカイロは、暖かさがなくなってしまえばお仕事は終わり。
しかし使用済みカイロの中身には活性炭が入っているので、消臭剤として再利用できるんです。
<消臭効果を利用>
シューズボックスの中はどうしてもイヤな匂いで充満しているので、カイロを開封し容器に移して置いておくのもよいです。
運動靴には使用済みのカイロを1個ずつ入れておきましょう。
冷蔵庫のニオイ取りとして入れておくのも効果的です。この場合ニオイは上から下に流れるので、下の方に置いてください。
<吸湿効果を活用>
クローゼットや押入れは湿気が多いため、使用済みカイロを置くだけで乾燥と消臭のダブル効果が期待できます。
※効果が持続する期間はそれぞれの環境や季節によっても違いが大きいです。ニオイが取れなくなったと感じたときや、乾燥されていないと思ったときには取り替えてください。
<水質浄化に使用>
カイロの中に入っている活性炭の効果から、入浴後のお風呂に入れるとキレイなお湯になります。
使い捨てカイロの原材料っていったい何が使われているの?安全なの?

色々と再利用できる使用済みカイロは、いったいどんな原材料が入っているのか気になりますよね。
使い捨てカイロの裏面表示欄には、
- 鉄粉
- 水
- バーミキュライト
- 活性炭
- 吸水性樹脂
- 塩類
と記載されています。
鉄粉
鉄粉は酸化反応を起こす際になくてはならないもので、原材料の半分以上を占めています。
水
水は鉄粉がさびるときの速度を早めます。
バーミキュライト
バーミキュライトは、正式には「苦土蛭石」(くどひるいし)と呼ばれる培養土や土壌改良土として使用される人工用土です。
カイロではバーミキュライト表面の穴に水分を取り込み、保水剤の役目を担っています。
活性炭
活性炭は表面の微細な孔に空気を取り込み、酸素の供給を促してくれます。
吸水性樹脂
吸水性樹脂はあらかじめたくさんの水分を含ませておく保水剤です。
塩類
塩類は鉄が錆びるのを早めるための、「触媒」の役割を果たしています。
※触媒とは、自分自身は変化せずに化学反応を早める物質のことです。
上記の原材料を利用して使い捨てカイロは温かくなるのですね。
この原材料の中の塩類を抜かすと、土壌改良材として使うことが可能です。
(コーヒーフィルターに使用済みカイロの中身を入れて、水をかけて濾すと塩分が抜けてガーデニングに活用できます)
まとめ:そのまま捨てるのは勿体ない!再利用できるものは使ってみよう!

シューズボックスや冷蔵庫の消臭剤も、購入するとそこそこの出費です。
クローゼットや押入れの湿気取りも然りで、再利用できるものはまず使ってみましょう。
家計にも地球にも優しいリサイクルで、有効活用してください。
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