副腎皮質ホルモン「コルチゾール」って何?その働きや理解のまとめ

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皆さんは「コルチゾール」という言葉をご存知でしょうか?

耳慣れないこの言葉は、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種です。

別名「ヒドロコルチゾン」とも呼ばれたり、ストレスを受けた時に分泌が増えることから、俗に「ストレスホルモン」とも呼ばれています。

ストレスホルモン

生体にとって必須のホルモンで、肝臓での糖の新生、筋肉内でのタンパク質代謝、脂肪組織での脂肪の分解など、代謝の促進抗炎症および免疫抑制の働きがあります。

詳しい働きや効果を見ていきましょう。

低血糖の予防

コルチゾールの良い働きとして、朝の血圧の調整機能をしています。

睡眠中は低く抑えられ、起床後の30分から1時間の間に大量に分泌されてその後次第に低下していきます。

朝に高くなることで、体内にある糖分をエネルギーとして使える形に取り出すことが促進されています。

「これから動くぞ!」という準備が整う訳です。

このようにして、夜中何も食べていない後の朝の血糖値の低下を防いでいるのです。

低血糖になると、ふらつき、めまい、意識障害、意欲低下、などの原因になります。

一種の危機対策反応

ストレスを受けると脳の視床下部が「ストレスに対応しよう」と副腎皮質へ指令を送ります。

指令を受けたら「コルチゾール」「アドレナリン」の2種類のストレスホルモンを分泌します。

結果的に血圧が上昇して脳や体に糖が分配され、「闘争や逃避の準備だ!」と活発に動くように体制を整える事ができます。

慢性的にストレスを受け続けていると、この2つのホルモンが常に分泌されているということになり、過剰分泌となります。

そして自律神経系や内分泌系に悪影響を及ぼし始めます。例えば、不妊、うつ病、不眠症、自律神経失調症などです。

そして、クッシング症候群が現れると手足が細くなり、顔が丸く膨れて、全身の体型のお腹だけが膨らみます。

ニキビや肌荒れの原因ともなり、恐ろしい病気です。

また、脳の海馬を萎縮させ記憶にまつわる疾患にも繋がる事が解明されています。

薬としての利用

コルチゾールはステロイド系抗炎症薬の一つとして使用されています。

急性炎症、慢性炎症、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、ショック、痛風、急性白血病、移植片拒絶反応など。

しかし、多用すると副作用として副腎皮質機能低下症になる恐れがあります。

つまり、外部から薬としてコルチゾールを体内へ送り込んだ場合。

副腎皮質は「作用しなくても足りているから自らホルモンを作る必要は無い」と判断し、機能を低下させてしまうという現象です。

値が低すぎても病気になる

コルチゾール低値ではアジソン病、先天性副腎低形成症などの病気になります。

まとめ

コルチゾールの他にも人間にはいくつかのホルモンが存在します。ひとつひとつが、良くも悪くも人間の身体に作用しています。

どのようなホルモンであってもやはりバランスは大事。

多過ぎても少なすぎても病気になる原因となりますから、 常に自分の体調には気を配ることが必要といえそうです。

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